工賃の対価の支払いLabor charge
全国の福祉作業所の月額平均工賃は、15,776円(令和2年度厚生労働省調査報告)となっており、利用者の能力や仕事量に応じて工賃が支払われていないのが今の福祉業界の現状です。
福祉の世界において、障がいによる困難さがあると言えども、やはり彼らにも、仕事量に対する工賃を受け取る権利があると考えています。
当法人は、水耕栽培を通した就労支援を行っていますので、体力や忍耐力、集中力等がより必要となります。夏は、汗をかきながら定植をしたり、冬は寒い中での根切り作業をしてもらっています。決して楽な仕事ではありませんが、みんな一生懸命、また楽しみながら仕事に従事してくれています。そしてその結果、工賃の支払いは、上記全国平均の2倍~6.5倍の工賃の支払いをしています。
利用者への対価の支払いが、会社の経営努力によるものであれば、当法人はその経営に全力を注ぎ、彼らの自立支援を行っていきたいと強く思っています。