働く場の提供Place to work
過去のさまざまな心の傷や挫折経験、または障がい等によって、働きたくてもすぐには働くことができず、仕事をしていない若者(15歳~39歳)が、三重県内でも多く存在します。令和2年度厚生労働省調査では、全国の若年無業者は、69万人と報告がありました。
社会との接点を長期に渡り拒否し、さまざまな力が衰退してしまっている彼らが、すぐに社会に出るということは、非常に困難なことです。まずは社会に出るための準備やリハビリが必要であると考えています。
その準備とは、相談やカウンセリング等を通して、気持ちを楽にすることも必要ですが、それに留まらず、働き続けるための訓練が必要であると考えています。その訓練では、さまざまなことに挑戦し、多くの失敗から学び、経験の積み重ねによる確かな力と自信を身に付けることが求められます。
そのためには、彼らがチャレンジしやすく、失敗を受け入れられ、それをフォローできる訓練の場の提供が求められます。当法人はこのような訓練としての働く場の提供を行っていきたいと考えています。
また、障がいにより一般就労が困難な方に対しては、福祉作業所を併設しておりますので、福祉的就労というかたちで働く場を提供しています。
今後は、働く場の提供を東海エリア、近畿エリアと拡大し、より多くの若者に働く場の提供を行っていきたいと考えています。